物流倉庫をAGV(無人搬送車)で効率化!
2022年5月27日
製品・サービス紹介
- 製品・サービス
物流現場を改善するにはどうしたらいい?おさえるべきポイントをご紹介
- 「倉庫・製造現場が大きくて、運搬に時間がかかる」
- 「もっと効率的にピッキング作業を進めたい」
- 「物流現場での無駄な作業やミスを少なくしたい」
⇒上記のようなお悩みを解決する製品をご紹介します!
物流倉庫のお悩みを改善する3つのソリューションとは!?
物流倉庫のお悩みを解決するには3つのアプローチがあります。
- 作業効率UP/作業負担軽減/省人化 →『AGV』
- スペースの有効活用 →『自動倉庫』
- 工程管理/動線分析 →『作業改善ソフトウェア』
今回は作業効率UP/作業負担軽減/省人化に貢献する『AGV』をご紹介します。
運ぶ作業を自動化する「AGV」がおすすめ
AGVとは
「Automatic Guided Vehicle」の略で、設置された誘導体に沿って動く無人搬送車や無人搬送ロボットのことを指します。
こんなところで大活躍⁉AGVの使用例をご紹介
生産現場・工場
部品の運搬などをAGVで行うことで、作業者は作業に集中することができ、生産性アップやミス防止に繋がります。
物流倉庫
荷物の仕分けは作業者が行い、運搬部分をAGVで自動化することで、効率的な作業が可能です。
単純な荷物の運搬だけでなく、AGVで運搬することで「重い荷物を運ぶことによる作業者の負担」も減らすことができます。
その他(オフィスなど)
備品や弁当の運搬など、日頃の定型作業をAGVで自動化することが可能です。
⇒AGVは手頃な価格ではありませんが、「省人化」「生産性向上」に繋がり、長期的に見るとコストの削減になります。
エレベーターなどの他システムと連携する試みもあり、今後は自動化の範囲がもっと広がっていきそうです。
詳しくはこちら⇒「【カナデン社員体験レポート】親しみやすい台車型AGV(無人搬送車)で物流倉庫のお悩みを解決!(デジタルマーケティング担当)」
AGVの誘導方式とまとめてご紹介!メリット/デメリットとは!?
AGVの誘導方法は製品によって違いがあるため、誘導方式の種類やそれぞれの走行方法、メリット・デメリットをご紹介します。
AGVを選ぶ際は「倉庫が既設なのか?新設なのか?」「走行ルートの変更が頻繁にあるか?」などを考慮し、適した誘導方式から製品を決定することが重要です。
電磁誘導式・磁気誘導式 | 画像認識方式 | レーザー誘導方式 | 光学誘導式 | |
走行方式 | 床に設置された金属線や磁気テープに沿って走行する | 床や天井に設置した二次元コードなどの記号を読み取ることで自身の位置を把握して走行する | 壁や床に取り付けた反射板からのレーザー反射を利用して自身の位置を推定しながら走行する | 光学センサ誘導テープの光の反射を認識しながら走行する |
メリット | コストパフォーマンスが高い | ・高精度な位置制御が可能 ・ルート変更が容易 |
ルート変更が容易 | 一般的なビニールテープでルート設定が可能なため安価で済む |
デメリット | ・金属線や磁気テープを敷くには工事が必要であるためルートの変更が難しい ・既存の倉庫への導入が難しい |
二次元コードが擦り切れると走行できない | 走行範囲に十分な数の反射板を設置する必要がある | ビニールテープが剥がれると走行できない |
誘導体がいらないAGV「AMR」!?自社にあったAGV選びのコツ
テープや金属線などの誘導体を用いて走行するAGVに対して、「AMR」といった誘導体を使用しないAGVもあります。
AMRとは
「Autonomous Mobile Robot」の略で、センサーやカメラを利用して自律的な走行を可能にする「SLAM誘導方式を用いた搬送ロボット」のこと。
「自律走行搬送ロボット」や「ガイドレスAGV」とも言われます。
人や障害物があった際に、その場で判断・回避しながら自動的に移動することができます。
自社の悩みに合わせたAGV選びが重要 AGV導入のポイントをご紹介
AGVは誘導方式以外にもさまざまな特徴があります。
そこで、AGVを選ぶ際に注意したいポイントを3つご紹介します。
- 床材などの使用環境は問題ないか?
床材など使用環境によってはテープが張りづらく、画像認識方式・光学誘導方式が向かない場合があります。 - 運搬物の「大きさ」や「重さ」はどの程度か?
製品によって対応可能な運搬物の大きさ・重さが変わってくるため、運搬物に合わせた製品選定が必要になります。 - 稼働範囲(ルート)や通路の幅はどうか?
狭い通路や人の往来が激しい場所では、自立走行が可能な「AMR」の方が向いている場合もあります。
ここからは実際の製品を用途別にご紹介します。
「誘導方式」をオレンジ色で表記していますので、併せてご参照ください。