耐用年数を把握して賢く買い替える!業務用エアコンを節約する方法
2025年6月25日
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業務用エアコンの寿命と更新タイミング
業務用エアコンを使っている企業では、その寿命や更新タイミングを考えることが、とても大切です。エアコンを長く使い続けると、効率が悪くなり余計な消費電力がかかりがちです。ここでは、エアコンの耐用年数についての基本知識や、買い替えの判断ポイントなどを分かりやすく紹介します。
業務用エアコンの耐用年数について
まず、「法定耐用年数」という基準があります。これは税法上、機械の減価償却(値段が減っていく計算)をするために決められた期間で、業務用エアコンでは一般的に6年とされています。しかし、この数値はあくまで税金計算の目安であり、実際にエアコンが使える期限とは異なります。
物理的な寿命について言えば、業務用エアコンは普通10〜15年程度使えると言われています。ただし、「経済的耐用年数」という考え方も重要です。これは、修理費や電気代が増えてきて、新しいエアコンに買い替える方が会社にとって得になる時期のことを指します。つまり、税法上の耐用年数と実際の寿命、それに経済的な寿命を総合的に考えることがポイントです。
寿命に影響する要因
エアコンの耐用年数は、設置場所や日々の使い方、そしてメンテナンス次第で変わります。例えば、夏場に長時間フル稼働させたり、熱のこもりやすい場所に設置していたりすると、部品が早く傷んでしまいます。また、フィルターや内部の汚れをそのまま放置すると、効率が下がり故障のリスクも高まります。
こうした問題を防ぐには、日常的な清掃やフィルター交換を自分たちで行い、年に1回ほどは専門業者による点検を依頼すると良いでしょう。
買い替えのタイミングを見極める方法
① 冷暖房の効きが悪くなる
部屋が十分に冷えない、逆に暖まりにくい場合は、エアコンの性能が落ちている可能性があります。
② 異音がする
運転中にいつもと違う音が聞こえる場合は、何らかの部品が劣化していることが考えられます。
③ 水漏れが起きる
内部のドレン排水が詰まったり、部品の損傷が進んでいる可能性があります。
④ 電気代が急に増える
以前より電力消費が多くなっている場合、効率が悪化しているかもしれません。
これらの症状が見られた場合は、早めに専門業者に相談し、点検を受けることが大切です。もし修理が頻繁に必要になったり、部品が手に入らない場合は、買い替えも考えるべきです。
考えるべきコストの比較
修理費が高額になったり、電気代が増えてくると、新しいエアコンを買う方がお得になることがあります。例えば、最新のエアコンは電力効率が良く、省エネ性能が高いため、長期的に見ると電気代を節約できます。購入費用に加え、「使用期間中のランニングコスト」をしっかり比較することが重要です。
また、企業向けには補助金やリースなどの制度が利用できる場合があります。これをうまく活用すれば初期費用を抑えつつ、最新技術の導入が可能になります。
業務用エアコンを長持ちさせるためのポイント
業務用エアコンの寿命を延ばすためには、日々のメンテナンスが欠かせません。
1.フィルターの清掃を定期的に行う
フィルターにゴミが詰まると、エアコンが余計な負担を抱えて効率が下がります。月に1回程度を目安に、掃除を習慣化しましょう。
2.専門業者による点検を実施する
部品劣化や配線トラブルなどは、素人では見抜けないこともあります。専門家による年1回の点検で、問題を早期に発見することができます。
3.適切な温度に設定する
冷房は28℃、暖房は20℃程度を目安に運用することで、無理なくエアコンを使うことができます。
最新エアコンの選び方と活用法
近年の業務用エアコンは省エネ機能が充実し、しかもIoTなどの便利な技術が加わっています。例えば、スマートフォンから遠隔操作ができたり、湿度も調整できる機能を持つエアコンがあります。
これらの高性能エアコンは電気代の節約だけでなく、快適な職場環境づくりにも役立ちます。購入の際は、設置場所の広さや用途に応じて最適なタイプを選ぶことが大切です。
日々の節約を意識した運用方法
買い替え後のエアコンは、使い方にも注意してコストを節約しましょう。以下のような工夫が役立ちます。
- 使用していない部屋ではエアコンをオフにする。
- 扉や窓を閉めて、冷暖房効果を逃さないようにする。
- ピーク時の電気使用を避けるスケジュールを組む。
また、スタッフに基本的なルールや設定温度の共有を徹底することで、効率的にエアコンを運用できます。
計画的な買い替えとメンテナンスがカギ
業務用エアコンの寿命を考えずに使い続けると、突然の故障や高額な修理費用で困ることになります。これを避けるには、「耐用年数」を意識してこまめなメンテナンスを行いつつ、買い替えを計画的に進めることが大切です。
最新のエアコンを導入することで、電気代や故障リスクを減らし、経済的にも環境にも良い運用が可能になります。
カナデンでは、オフィスや製造業の現場に適した業務用エアコンや設備用パッケージエアコンなどを専門に扱っております。過酷な使用環境でも性能を発揮する業務用機種の導入や、エネルギー効率改善を目的としたシステム提案を多数手掛けております。新規設置や買い替えをお考えの際は、エアコンのプロフェッショナルであるカナデンにぜひご相談ください。業務空間の快適さと効率の向上を、全力でサポートいたします。