【SDGs事例集】産業と効率化・省力化をご紹介実現するSDGs事例をご紹介

 少子高齢化により労働力人口の減少が深刻な社会問題となっています。生産現場で も人員確保が難しくなる中、当社のお客様である金属加工メーカーでは、多品種小ロット 生産された重量のある製品を一つ一つ仕分けする作業によって、作業員に多大な負荷が 発生。この問題を抱えていたお客様は、作業負荷を軽減しながら生産性を高めるために、 設備の自動化を検討されていました。
 このお客様の現場ニーズを長年つぶさに確認・把握してきた当社は、三菱電機様が当 時開発を進めていた自動仕分けシステムの早期販売開始を促しながら、お客様に対して も発売後の導入や、補助金制度活用などを提案。本システムがリリースされるとお客様は 導入を決断され、当社における本システムの初納入先となりました。
 その後、本稼働を始めた自動仕分けシステムは期待どおり作業負荷軽減と省人化を実 現し、お客様からも高い評価 を獲得しました。今後も当社 は、自動化・省人化といった ソリューションの提案などを 通じて、労働力不足に直面 する生産現場の課題解決を支援していきます。

 クラウン・パッケージ様では社員が安心して働いてもらえるように認可保育園を経営し、活躍できる職場づくりを目指しています。 その中で生産現場では製品を納めた大小様々な段ボール箱を社員がパレットに積み上げており、その作業負荷が課題となっていました。 パレタイズと呼ばれるこの作業は一般的に一部ロボットで自動化されていましたが、大きさが異なる段ボール箱の整理作業は、従来のパレタイズロボットでは作業の自動化に対応できませんでした。
 そこで当社は、三菱電機製ロボットを活用し、事前に扱う品物の大きさや形状に合わせて効率的な位置取りをシミュレーションして積み付けできる新タイプの構想を提案。 ほどなくお客様から導入をご快諾いただき、パートナーのエンジニアリング会社とともに、工場内への施工や設定、調整 作業、アフターフォローまで一貫対応しました。
現場作業の負荷を抜本的に軽減したこのロボットシステムは、パレタイズ工程において大幅な省力化を達成。 また、ロボットの正確な動作を助けるため、段ボール箱をそれまでより丁寧に取り扱うようになるなど作業品質も向上したほか、働く社員たちの負担も大きく軽減しています。