【クマ対策の新常識】撃退の前に「事前避難」!既存カメラで命を守るAI自動監視システム

2026年9月9日

業界トレンド・製品解説

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黄色の背景に「熊出没注意」と「Beware of BEARS」の文字、クマの黒いシルエットと赤い感嘆符が描かれた警告マーク

9月を迎え、工場や倉庫、あるいは秋の屋外イベントなど、外での活動が続く中で特に警戒が必要となるのが「クマの出没」です。冬眠に向けて活動を活発化させるこの時期は、餌を求めて人里や事業所の敷地内へクマが進出するリスクが急増します。敷地が広く屋外にスタッフや利用者がいる現場では、突然の遭遇を防ぐため接近にいち早く気づき「事前の避難」や「入口の封鎖」を行う体制を整えることが不可欠です。「被害が出てからでは遅い」からこそ、目視や音だけに頼らない、確実な先手のクマ対策が強く求められています。
本記事では、既存の防犯カメラとAIを活用し、人命を守る新しいクマ検知システムをご紹介いたします。

※出典:環境省「クマの出没情報について」https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/syutubotu.pdf 
※出典:環境省「R07年度人身被害件数」https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/r07injury-qe.pdf

工場や公共施設における重要性とリスク、国の対策ロードマップ

工場や施設、工事現場におけるクマの侵入は、従業員や利用者に恐怖心を与えるだけでなく、操業の停止や経済的な打撃といった深刻な経営リスクをもたらします。 とくに山間部や郊外に拠点を有する現場においては、万が一クマが出没した場合、従業員の出勤停止措置や取引先への緊急連絡など、業務に大きな支障をきたす恐れがあります。これは企業の事業継続計画(BCP)の観点からも重要なリスクです。
また、環境省のロードマップ(2026〜2030年度)により国を挙げた体制強化が進む中、企業や自治体にも安全配慮義務に基づく具体的な対策投資が求められています。

※出典:環境省「クマ被害対策ロードマップ」https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/kuma-counter-roadmap-r080327.pdf

撃退ではなく「遭遇前の避難」を。組織に求められるクマ対策の新常識

「クマ対策」と聞くと、鈴やクマスプレー、電気柵といった直接的な「撃退・防除アイテム」を真っ先にイメージする方が多いかもしれません。しかし、従業員や利用者の命を預かる現場において、クマと直接対峙して撃退を試みる事態は非常に危険であり、極力避けなければなりません。
組織に真に求められる安全対策とは、クマと戦うことではなく、「撃退する事態(遭遇)になる前」にいち早くその接近に気づき、確実な避難や入口の封鎖を行うことではないでしょうか。
では、限られた人員と予算のなかで、いつ現れるかわからない脅威に対して、どのように「事前に気づき」確実な対策を講じればよいのでしょうか。そこで、これからの現場の具体的な解決策として導入をご提案したいのが「クマ検知AIシステム」です。

確実なクマ対策の切り札「クマ検知AIシステム」の仕組み

敷地内への野生動物の侵入を未然に防ぎ、人命と事業を守るための強力なソリューションとして、従来の防犯カメラや監視カメラをそのまま活用した自動監視システムの導入が進んでいます。一般的な録画装置は「事後の映像を記録するだけ」ですが、高度なシステムでは、AI技術を搭載したサーバーが24時間リアルタイムでライブ映像を監視・解析します。

【AI検知システムが選ばれる理由と仕組み】

・高精度な迅速判別:AIの高度な認識技術により、映像に映り込んだ対象がクマであるかをすばやく判別します。
・連動アクションと即時通知:AIが接近を検知すると、連動するネットワークレコーダー等の機器を通じてパトライトを作動させ、音や光で周囲に危険を警告します。同時に、あらかじめ登録された責任者へEメールでいち早く通知します。
・監視業務の負担軽減:人が常に見張り続ける負担をなくし、危険を察知した際適切な避難や入口の封鎖といった安全行動をとることが可能になります。
なお、AIによる判定は100パーセントを保証するものではありませんが、人間の目視を補う先進的なシステムとして、危険の早期発見に大きく貢献し、安心して作業や活動に集中できる環境を作り出します。

失敗しないクマ監視システムの選び方と運用のコツ

クマ対策のために自動監視システムを選定する際、コスト面と運用面の課題をクリアし、現場に高い安全性をもたらすために備わっているべき機能や特徴があります。

・既存のカメラ設備をそのまま流用できるか
新しく監視システムを導入する際、現場のカメラをすべて買い換えるとなると多額の費用がかかります。導入を成功させるポイントは、現場の既存カメラをそのまま活用できるシステムを選ぶことです。様々なメーカー・機種のネットワークカメラに対応しており、対応機種であればカメラ資産を有効活用して初期導入費用を大きく抑えられます。(※対応機種についてはお問い合わせください)

夜間検知性能と複数対象の識別
 1台のAIサーバーで複数台のカメラ映像を同時に接続し、クマの検知を行うことが可能な拡張性が求められます。これにより、広大な工場の外周や複数の資材置き場、施設の敷地全体をカバーできます。さらに、クマは夕暮れや夜間、早朝に行動することが多いため、視認性の低い環境であっても赤外線付きカメラを使用することで確実に対象をとらえる性能が必須です。

クマ、人、車両の混在検知によるマルチ活用
クマだけを検知する装置ではなく、人や車も同時に識別できるシステムを選ぶのが運用のコツです。平日の日中はクマの接近を監視し、土日祝日の休業日や夜間には敷地内への不法侵入を検知する防犯システムとして運用を切り替えることで、投資対効果を高められます。

現場への即時通知とスムーズな情報共有
危険を察知してすみやかに、現場のパトライトを作動させ、音や光で周囲に避難を促す機能が重要です。さらに、複数の宛先へEメールを一斉に発報できる仕組みがあれば、離れた場所にいる責任者も同時に状況を把握できます。

このように、互換性の高い規格カメラを流用し、初期費用を抑えつつ防犯にも併用できる柔軟なAIサーバーを選ぶことが、安全管理体制を強化するうえで非常に重要です。

映像配信やデータ検索による現場管理の効率化(DX)

現代の現場管理においては、鳥獣害対策の分野でもDX(デジタルトランスフォーメーション)による効率化が進んでいます。優れた機能として現場への導入が進んでいるのが、YouTubeライブ配信を活用したリアルタイムの映像共有機能です。特定のレコーダー機器と組み合わせることで、カメラのライブ映像をYouTubeで配信し、社内限定公開などで関係スタッフだけにアクセスを制限すれば、本社の安全管理部門や離れた場所にいる管理者がそれぞれの端末から現地の画像を確認できます。危険を伴う現場へ直接足を運んで見回りを行わなくても、安全に状況の把握や指示出しを行えるため、現場管理の安全性と業務効率を高い次元で両立できます。さらに、過去の録画データからクマが出没している状況や頻度をスムーズに検索できるため、出没傾向の分析や今後の防除計画の策定にも大きな効果を発揮します。

信頼できる監視体制で、明日の現場を守る

野生動物の出没被害が全国で相次ぐ中、働く大切な人々の命を守り、事業を安定して継続させることは、組織にとって極めて重要な経営課題です。実際のトラブルが起こってから対策を検討するのでは、取り返しのつかない事態を招きかねません。
既存のカメラ資産を有効に流用して投資を低く抑えつつ、確実な検知とスピード報知を実現できる自動監視システムの構築は、組織の安全配慮義務を果たすための現実的かつ強力な解決策となります。「あのとき導入していればよかった」と後悔する前に、信頼性の高いシステムによる事前の防衛体制を確立しましょう。

クマの侵入対策が万全になり、安心・安全な環境にガッツポーズをする作業員のイラスト

【おすすめのソリューション】クマ検知AIサーバー『VS-AI』

全国的に発生しているクマの接近を自動で監視し、最新のAI技術と確実な報知デバイス(回転灯)を組み合わせ、低コストかつ危険を未然に防ぐ画期的なソリューションです。

カナデンでは、本記事で紹介した製品のほかにも、あらゆる現場の発展と安全を支える豊富な製品ラインアップを取り扱っております。クマ対策をはじめ、現場のあらゆる課題について総合的なご提案が可能です。
お客様のニーズに合わせた最適なソリューションを構築いたしますので、どうぞお気軽にカナデンへお問い合わせください。

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